省エネ

環境にやさしいLED照明

昨今の省エネルギー対策は、エネルギー安定供給確保と地球温暖化防止の課題を一体的に解決する方策としての重要性がますます高まっています。

照明の分野においてもまた、省エネやCO2削減には取り組まなければなりません。
そのひとつの解決策が、CO2を50%~80%削減できる 【次世代のLED照明!】 です。

次世代の新たな光源として注目されるLED照明は、消費電力が低く二酸化炭素削減、高耐久性と言う環境と省エネを兼ね備えた照明・蛍光灯ランプです。

そこで互幸電気 では、蛍光灯からLED照明の入れ替えで、約45%節電。
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関西電力へサービスパルスの提供申請

今日は関西電力九条営業所へ、お客さんの代理で高圧電力メーターのサービスパルス申請に行って来ました。申請書はもちろん電力を使用しているお客さんの名義である必要があります。関西電力のお客様番号も記しておくと話が早くて便利です。

弊社では、以前よりも積極的に省エネに取り組む準備として、取引先企業の担当者に消費電力の見える化をご提案しています。

最近は色々な見える化アイテムが増えてきましたが、特に高圧受電設備をお持ちの企業様にとっては、デマンド値が契約電力を超えない事が一つの目標ですから、デマンド監視機器を推薦しています。デマンド監視機器にデータ収集機能が備わっている機種として、弊社は河村電器のe-Monitorをご提案しています。関西電力が提供してくれるサービスパルスの利用にはコネクタ型とCT型の2つの方式があります。特にCT方式が手軽で便利だと考えています。(関西電力の窓口の説明によるとコネクタ型は接続出来るメーカー、機種に制限があるそうです)

既にe-monitorについては導入していただいた事例がありますので、お客さんの環境下で日々蓄積されていくデータを定期的に見せていただき、分析、アドバイス、ご提案を通じて省エネに貢献出来るのを楽しみにしています。消費電力の見える化は省エネへの第一歩であり、貴重なデータの蓄積の開始です。

eモニターサービスパルス対応タイプ – 河村電器産業

すごく小さな節電

私事ながら自宅の照明器具をLED電球に交換したりして、省エネと夏対策をしている事は以前記しましたが、その中で一つやり残していると思っていることがありました。それを対策したのですっきりしました。
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まるで電球みたいな発光のしかたをするLED電球

フィラメントが発光するかの様なLED電球

フィラメントが発光するかの様なLED電球

LED照明が凄い勢いで進化をはじめましたね。
パナソニックの開発によって、見た目も発光範囲もまるで電球の様なLED電球ができたそうです。

LED照明:オレンジ色に輝くフィラメントをLEDで再現、クリアなLED電球 – スマートジャパン

今までの構造と違うので、光が届かなかった角度にまで発光されるので、結果的に光が部屋中にまわり柔らかくなると思われます。LED電球はレフ電球っぽい指向性をもっている印象が強いのですが、この開発によって一気にLED電球の弱点を一つ克服と言えそうです。

蛍光灯が現在の効率まで進化してきたよりもずっと早くLED照明は効率を上げて来るとみて間違いないでしょう。こういう改良は日本人のものづくりの根底にある部分だと思うので、まだまだ日本は世界のトップを走れる可能性を持っていると期待してしまいます。そういう意味でも嬉しいニュースですね。

スポットクーラー洗浄

昨日、顧客先の工場に設定されているスポットクーラーの洗浄作業を行いました。

私は空調機の技術は身に着けてないので専門のスタッフの手伝いです。

  1. フィルターの清掃、洗浄
  2. 放熱フィンの洗浄

行うことはこれだけですが、今回は3台で場所は高さ3m程の高所作業。地上では簡単に出来る作業も高い所では作業はもちろん準備や片付けにも手間がかかります。加えて客先は平日で業務が行われていたので、養生にも気を使い、お昼休みの業務がSTOPしている時間を狙っての時間との勝負もありました。

作業には色々と準備しておかなくてはならないので備忘録を兼ねて記しておきます。

  1. 水道があること(ホースが届くこと)
  2. 作業スペースがあること
  3. 万一水漏れした場合でも対処が可能であること

水道はポンプを使って水圧を上げてノズルから霧状に噴霧させるのですが、これを行うためには水道からホースで器具に連結させておかなくてはなりません。この水圧が結構高く、ノズルから霧状に噴霧させた水を素手で触るとピリピリと痛い位の勢いがあります。

基本的に洗った汚れはドレンから落ちて行くのでその点は楽です。但しドレンが詰まっていた場合とか、あふれた場合にはすぐに対処しなくてはならないので、バケツと雑巾、モップなども万一の為に準備しておかなくてはなりませんね。

専門の技術スタッフが対応したので私が想定していたよりもさっくり終わりました。とは言ってもそのスタッフにしてみれば手間がかかったということですから、作業のやりやすい環境とそうでない環境とでは作業時間にも大きく違いが出てきそうです。

フィルターの汚れは思っていたよりも酷くて、外して下に下ろしたものを受け取った時点で私は咳き込んで、一日中鼻水が止まらなくなりました。アレルギーですね。何か有害物質でも含まれていたのかも知れません。作業にあたってはマスクも必須だと学習した次第です。

アルミフィンの洗浄には薬品も使うのでやっぱり雑巾とかバケツ(水いっぱい)、ゴム手袋なんかも必須です。夏に備えて今の時期から洗浄しておくことが出来たので、この顧客先の現場では少しでも快適に作業をしていただけると良いなと思います。今年の夏は節電必須ですからね。

今年はデマンド監視が要注目

デマンド監視の話を取り上げたばかりですが、早速面白いものを見つけてしまいました。

エネルギー管理:月額661円で利用できる、低価格なHEMS – スマートジャパン

ちょっと目を疑いたくなる金額ですが、月額661円から始められる消費電力監視ソリューションです。NTT西日本が「フレッツ・エコめがね」という消費電力見える化サービスの提供を7月17日から始めるそうです。

但し若干制限(条件)もあります。フレッツ光回線が無いとこのサービスは受けられない様です。

センサーを分電盤の主幹に取り付けて、一戸で使用している電力の総量を計測できるようにします。そのデータをフレッツ光回線でセンターに送り収集や集計を一元管理。ユーザーはPCや携帯電話、スマートフォンから参照出来るというクラウド形式のサービスになります。ソフトウェアのバージョンアップなどはクラウドサーバー側で行うので、ユーザーは意識する必要はありません。

センサーは買い取りするかレンタルするか選択できるそうですが、私の経験からするとこういうものは故障がありうるので、長く使用し続けるつもりがあればレンタルの方が無難だと思われます(故障した時に無償で交換してくれる)。

あくまでもフレッツ光回線というインフラが整っている家庭向けですので、インフラがない場合は別途フレッツ光回線を工事、契約しなくてはなりません。このあたりはNTT西日本グループの横のつながりでがっつり儲ける仕組みですね。

まずは電力の使用状況を見える化するという意味では、昨年から続く省電力の必要性からして意味はあると思います。電力使用量は通常見えにくいものですから、それを見える化することは意識づけの上でも有効です。

このサービスお手軽さではかなり優位だと思いますが、惜しいのはユーザーがクラウドサーバーにアクセスして見に行かないと無意味だという点です。その観点からするとデマンド監視という言葉は当てはまらないかも知れません。(サービスの詳細が分からないのですが、上限値を超えた時にメールが届くとかいう仕組みがあるなら一種のデマンド監視と言えるかも知れません。)

このサービスはあくまでも一般家庭に省電力を意識させるべく考えられたもので、電力使用量の明細がより細かく見られる、知りたいと思った時にアクセスして確認出来るというカジュアルな見える化と言えるでしょう。一般家庭に普及させるという意味ではこの金額を実現していることは凄いと想います。

しかしもう少し積極的な省電力を意識しているユーザーにはやや物足りないものとなりそうです。

今後、競合するサービスが続々と出てきそうですね。弊社でもデマンド監視についてのサービスを行なっておりますので、特に企業レベルでのニーズにお答えすることができます。企業という組織に属する人達が一体となって今年の夏の省電力に取り組もうとしているのであれば、デマンド監視は必須アイテムとなって来るでしょう。その人達が家庭に帰れば各家庭での省電力を意識する様になるでしょう。

電力の見える化について、ご相談がありましたら是非お問い合わせ下さい。

デマンド監視が旬です

弊社では計測業務を行なっておりますので、デマンドコントローラーやデマンド監視についての導入にも携わってきた実績がありますが、ここへ来てようやく電力使用量に関する「デマンド」という言葉が一般化してきつつあります。

デマンドとは「需要」という言葉に直訳されるわけですが、電力使用量に関して言えば、「最大需要電力」になります。電気代の計算方法は、契約によっても違ってきますが、高圧受電設備の場合は契約基本料金に直結してくる「デマンド値」が重要になってきます。

電力使用量の「見える化」の第一歩としても、デマンド監視は比較的取り掛かりやすい(コスト面でも)方法ですから、デマンドコントローラーとまでは行かなくても、デマンド監視を始めようという企業さんは増えています。
(デマンドコントローラーは、最大デマンドが発生しそうになった場合、連動して機器を停止する自動化システムです。デマンド監視は警報を発するまで後は人間が対応する訳ですから費用は安く済みます。)

弊社では、まずは「見える化」を始める事が大切だと考えています。次のステップに進む為にもまずは始めないと(通らないと)消費電力の詳細は見えて来ません。

さて、スマートジャパンさんでも下記のような記事がありました。省エネの情報や知識を分かりやすく得るにはおすすめのサイトですから、ユーザー登録して読まれると良いでしょう。ひとりひとりの省エネに対する意識は、今後ますます重要となってくると思います。

電子ブックレット/エネルギー管理:節電を1台でこなすデマンドコントローラ/節電対策の主役に急浮上BEMSの費用対効果 – スマートジャパン

自宅の照明器具をLED照明に交換しました

こんにちは、佐々木です。今日はオフ日です。
仕事の話じゃなくプライベートの話ですが、仕事で得た知識を使ってのことなのでアップさせていただきます。

以前、トイレの電球を白熱電球からLED電球に交換したのですが、ためしに昼光色タイプを使ってみた訳です。そうしたらトイレが寒々しくなり、光と影の陰影がキツくなった為に、清潔にしているんだか汚らしいんだかよく解らない見え方になってしまいました。(もちろんトイレは掃除してます。)そしてとどめは、夜中にトイレに起きた時、昼光色だと目がくらむ感じで目が覚めてしまう。

家内と私とで意見一致で、トイレに昼光色は却下という結論に至りました。結局洗面台のあるエリアに持って行ったところ鏡が良く見えてGOODです。昼光色タイプと白熱電球タイプは使い分けなくてはならないと理論上は理解していたものの(色温度が違う)、体感的にはやってみないとわからないものです。

さて、今日は先日注文しておいた3灯電球式照明器具が届いたので、早速LED電球を組み合わせて、既存の環形蛍光灯から、シンプルな3灯電球式に交換しました。天井に付いているソケットにねじりながらはめ込むだけなので、足場さえちゃんとしていれば個人でも出来ます。足場はしっかりした状態で作業しましょう。仕事でもこれは基本です。

照明器具はPKD-0201というMARUMITSUの直付3灯用器具です。実に簡素なパッケージでなんだか割高な買い物をした気分にさせてくれますが(苦笑)、実は現物を知る前に、イメージ的にこういうものが欲しいと思って探して見つけたので満足です。本来は白熱電球用の照明器具なので、300Wまで使用できます。LED電球ならかなり明るい目のものでも10W以下だと思いますので余裕ですね。

LED電球はPanasonic LDA6N-Hを2灯と、LDA6L-Hを1灯チョイスしました。少し暗い目ですが蛍光灯は夜使用するとどうも身体が目覚めてしまう(神経が落ち着かない)のではないかと感じたので、あえて少し暗めでかつ電球色を1灯自分の方に向けることにしました。

環境の明るさはlx(ルクス)という数値で現されますが、電球の全光束はlm(ルーメン)という数値で表されるのでLED電球のパッケージにはlm表記されています。何ワットタイプという表示はもはやあまりあてにならないので、全光束(ルーメン)の数値を考慮した方が間違いありません(これは仕事でLED電球の選定に携わってで学習しました)。

今回私が購入したLED電球、昼白色タイプが485lm、電球色タイプが325lm。消費電力はそれぞれ6.0Wですから3灯ともしても18.0Wと省電力です(消費電力が少ないので発熱も少ない)。

いかにも和室用タイプの照明器具を使用していたのですが、傘が無くなったので頭上がスッキリして広くもない部屋が少し広くなった気がします。ちなみに重量は、PKD-0201が247グラム、LED電球3灯セットした状態でも405グラムと非常に軽量です。

このPKD-0201は、紐を引っ張ると3灯->1灯->消灯とスイッチが切り替わるので、1灯の時に使われるソケットに電球色のLED電球をセットしています。つまり1灯だけで薄暗く落ち着く電球色にし、寝る前にジワジワと脳を睡眠モードに持って行こうという狙いです。まだ初日なので詳しいことは記せませんが、追々レビューしたいと思います。

ちなみに、今の仕事に携わってなかったら、多分まだLED電球は自宅では使ってないと思います。

かかった費用は、PKD-0201が3,990円、LED電球が一つ1,000円を3個なので、ざっくりと7,000円です。これをやってみようと思ったのは、弊社の社長(川本)が、電球色と光源を下げると落ち着く雰囲気になると指導してくれたからです。

電力測定の一コマ

この仕事を始めて、省エネの始まりは現状を知ることと教わりました。
確かにその通りだと思います。
一般家庭でも手軽にコンセントに差し込んで電力消費量を計測する機器がありますね。

しかし企業の規模になってくると、もっと統括的な計測による現状把握が必要となってきます。
省エネ対策をする前の状態を把握しておくことは、対策後の状態と比較する上で非常に有効なのです。

弊社では、主に冷却設備(チラー、空調機器)の電力計測を行い、機器更新や改良の基本データとしています。
なぜなら冷却設備は稼働時間が長く大きな電力を消費するため、省エネ対策の効果が最も出やすいジャンルの一つだからです。

電力の計測は、分電盤(サーキットブレーカー)、キュービクル(高圧受電装置)などで行います。
複数回路を同時に計測する事が多い為、電力を機器に分配する元で計測することが多くなります。

弊社で使用している電力計測器は現在三種類。いずれもPanasonic製のものになります。

CT設定状況

電力計測の為のCT取り付け

電力計測機-1

Panasonic電力計測器による計測風景