オートリフター交換作業
屋内スポーツ施設の天井に接地されている照明器具を昇降させる、オートリフターの故障に伴う交換作業を夜間作業にて行いました。オートリフターは、高所に設置された照明器具(水銀灯)のランプ交換を容易にする為に、ワイヤーで巻き上げて昇降させるものです。今回の案件は、オートリフターを下ろした状態で、ランプ交換後1つだけ巻き上げられなくなったというトラブルの対処でした。
さて、オートリフターの機器そのものの交換は、電気施工の観点からすると、それほど難しいものではありません。問題は高所作業に伴う足場の確保です。今回は作業用リフトがレンタル出来なかった(貸出中)為に、スチール製のローリングタワーを使うしか無かったために準備と片付けの手間が非常にかかりました。作業の8割から9割は準備と片付けに費やされました。
また、当該スポーツ施設はビルの4階(最上階)にあるのですが、エレベーターが小型の為に、ローリングタワーの一番大きなパーツ(当然重い)が入らず、階段を手持ちで運搬するしかありませんでした。これが想像していた以上に作業員の体力を消耗させました。
今回は、4段のローリングタワーを使用しましたが、組立にも当初3名で始めたのですが、途中から思わぬ助っ人が現れた為、3人で組み立て、及び解体していたら効率が悪かったところを助けていただいてその面では時間短縮できた部分です。(機材を搬出する際も手伝っていただいたのではかどりました。)
それでも、21時から機材搬入(前準備)、22時半から作業開始でローリングタワーを搬入、組立、オートリフター交換、調整、動作確認、ローリングタワー解体、機材をビルから搬出と一通りの作業で完全に作業が終了したのは午前3時でした。
そこそこ体力はついてきたものの、階段での搬入出で想像以上に腕力、握力、脚力を酷使した為に翌日の朝は全身筋肉痛です。
また、普段あまり汗をかかない体質の私ですが、髪の毛からポタポタと汗が垂れる程の汗をかいて、電気施工って準備と片づけの方が大変だとまた再認識した次第です。電気の技術が必要な施工部分はいつもほんの少しですからね。
依頼主の業務への影響を考慮し、可能な限り迅速な対応が出来る様調整して対応しています。