空調

スポットクーラー洗浄

昨日、顧客先の工場に設定されているスポットクーラーの洗浄作業を行いました。

私は空調機の技術は身に着けてないので専門のスタッフの手伝いです。

  1. フィルターの清掃、洗浄
  2. 放熱フィンの洗浄

行うことはこれだけですが、今回は3台で場所は高さ3m程の高所作業。地上では簡単に出来る作業も高い所では作業はもちろん準備や片付けにも手間がかかります。加えて客先は平日で業務が行われていたので、養生にも気を使い、お昼休みの業務がSTOPしている時間を狙っての時間との勝負もありました。

作業には色々と準備しておかなくてはならないので備忘録を兼ねて記しておきます。

  1. 水道があること(ホースが届くこと)
  2. 作業スペースがあること
  3. 万一水漏れした場合でも対処が可能であること

水道はポンプを使って水圧を上げてノズルから霧状に噴霧させるのですが、これを行うためには水道からホースで器具に連結させておかなくてはなりません。この水圧が結構高く、ノズルから霧状に噴霧させた水を素手で触るとピリピリと痛い位の勢いがあります。

基本的に洗った汚れはドレンから落ちて行くのでその点は楽です。但しドレンが詰まっていた場合とか、あふれた場合にはすぐに対処しなくてはならないので、バケツと雑巾、モップなども万一の為に準備しておかなくてはなりませんね。

専門の技術スタッフが対応したので私が想定していたよりもさっくり終わりました。とは言ってもそのスタッフにしてみれば手間がかかったということですから、作業のやりやすい環境とそうでない環境とでは作業時間にも大きく違いが出てきそうです。

フィルターの汚れは思っていたよりも酷くて、外して下に下ろしたものを受け取った時点で私は咳き込んで、一日中鼻水が止まらなくなりました。アレルギーですね。何か有害物質でも含まれていたのかも知れません。作業にあたってはマスクも必須だと学習した次第です。

アルミフィンの洗浄には薬品も使うのでやっぱり雑巾とかバケツ(水いっぱい)、ゴム手袋なんかも必須です。夏に備えて今の時期から洗浄しておくことが出来たので、この顧客先の現場では少しでも快適に作業をしていただけると良いなと思います。今年の夏は節電必須ですからね。

エアコン洗浄サービス公開

まだ寒い頃からエアコン洗浄サービスのプランニングをしていましたが、遅まきながら梅雨を前にしてようやくサービス開始です。

基本的には企業さまを想定していますので、壁掛けはもちろん、天井埋め込みカセット型などにももちろん対応出来ます。

やはり最もエアコンの稼働率が上がるのは夏場ですから、夏までにメンテナンスするには今がギリギリのタイミングでしょうね。

洗浄液はもちろん環境にやさしいものを選んで使用します。抗菌加工はオプションで対応させていただきます。

単に洗浄だけでなく事前に診断もしますので、洗浄しても効果が期待できない場合は洗浄はお受けしません。

ページを作りましたのでサービスの詳細について是非参照して下さい。

エアコン洗浄パンフレット|互幸電気

互幸電気が提案するエアコン洗浄

電力測定の一コマ

この仕事を始めて、省エネの始まりは現状を知ることと教わりました。
確かにその通りだと思います。
一般家庭でも手軽にコンセントに差し込んで電力消費量を計測する機器がありますね。

しかし企業の規模になってくると、もっと統括的な計測による現状把握が必要となってきます。
省エネ対策をする前の状態を把握しておくことは、対策後の状態と比較する上で非常に有効なのです。

弊社では、主に冷却設備(チラー、空調機器)の電力計測を行い、機器更新や改良の基本データとしています。
なぜなら冷却設備は稼働時間が長く大きな電力を消費するため、省エネ対策の効果が最も出やすいジャンルの一つだからです。

電力の計測は、分電盤(サーキットブレーカー)、キュービクル(高圧受電装置)などで行います。
複数回路を同時に計測する事が多い為、電力を機器に分配する元で計測することが多くなります。

弊社で使用している電力計測器は現在三種類。いずれもPanasonic製のものになります。

CT設定状況

電力計測の為のCT取り付け

電力計測機-1

Panasonic電力計測器による計測風景

おんどとりJr

おんどとり

TアンドDおんどとり

株式会社ティアンドデイの「おんどとり」です。ネーミングの通りなのですが、温度センサーで温度情報をデータとして蓄積してくれます。
既にモデルチェンジしていますが、データ取りには全く影響はないので古いモデルを継続利用しています。

この製品の良いところは、コンパクトでそれなりの防水性を持っており、かつワイヤレスか赤外線でデータ収集出来るところです。詳細はメーカーのサイトに委ねますが、置いておくだけで温度をメモリーの中に蓄積してくれますので、一定期間を置いてから収集に行けば、吸い上げた温度データを簡単にグラフ表示する事も出来ます。さらに無料でダウンロード出来るアプリでCSV形式に変換することも出来ます。Excelで欲しい部分だけ抜き出して解析するなど応用のアイディアは広がります。

それと比較的お手軽な金額なのも見逃せないですね。おそらく温度情報を長期的に採取したいというニーズはビジネスシーンになると思いますが、個人でも手が出せない製品では無い価格帯にあることは素晴らしいと思います。

弊社では、RTR-51Aという温度だけのセンサーを使っていますが、湿度も計測出来る機種があります。更にセンサーが細いワイヤー状になっているモデルや、パルスが取れる機種もあるので、水道の使用量なども計測出来るそうです。

RTR-5Wを使えば、インターネット経由で電子メールで警報や収集データを送らせることも可能です。実際にその様な案件も手がけていますが、手頃な価格で温度監視が出来る点ではこのメーカーの「おんどとり」シリーズのシェアは結構高いのではないかと思われます。何度か技術的な事で問い合わせをしたことがありますが、メーカーサポートも比較的良い感触です。

弊社では、空調機器の電力データを収集する際に、外気温も同時に計測するのに使うことが多いです。
暑い日は冷却効率が下がりますからね。

参考リンク
データロガー おんどとり | 株式会社ティアンドデイ : T&D Corporation

熱交換型換気システムの施工

スタッフ日誌初の投稿は、佐々木が担当します。
本日、神戸の方に出向きまして、熱交換気システムの施工をして来ました。

お客様の作業現場において荷締めバンドの機器を使用すると、熱で溶かして固定する時に発生する匂いが室内にこもってしまい、非常に困っているというご相談があり、作業室に換気システムを導入するという案件をいただいた次第です。

この案件のお客様において、1つ重要なポイントがありました。
作業室が冷蔵庫、冷凍庫と隣接している為、単に換気をするだけでは冷却した冷気を屋外に排気、屋外から暖かい空気を吸気してしまうので、「熱交換型換気システム」を使用する必要があった訳です。

作業室の作業机付近にダクトホースを配置し、バンドが溶ける時の匂いを吸気します。この部屋の空気は冷えている為、吸気した空気は通常より冷たくなっています。これを屋外にそのまま排出するのは非常に無駄なことです。そういう訳で屋外から吸気した空気と熱交換を行なってから排気します。完全な熱交換は不可能としても、せっかく冷やした空気をそのまま屋外に排出し、屋外の温まった空気をそのまま作業室に取り入れるよりは断然冷却が保たれます。結果的に屋外から取り入れた新鮮な空気が冷やされて作業室に取り込まれます。

Panasonicでは、「熱交ユニット」と省略して呼んでいる様です。

参考
熱交換気ユニット | 空調・換気・浄化設備 | 電気・建築設備エコソリューション | Panasonic

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