電力測定の一コマ

この仕事を始めて、省エネの始まりは現状を知ることと教わりました。
確かにその通りだと思います。
一般家庭でも手軽にコンセントに差し込んで電力消費量を計測する機器がありますね。

しかし企業の規模になってくると、もっと統括的な計測による現状把握が必要となってきます。
省エネ対策をする前の状態を把握しておくことは、対策後の状態と比較する上で非常に有効なのです。

弊社では、主に冷却設備(チラー、空調機器)の電力計測を行い、機器更新や改良の基本データとしています。
なぜなら冷却設備は稼働時間が長く大きな電力を消費するため、省エネ対策の効果が最も出やすいジャンルの一つだからです。

電力の計測は、分電盤(サーキットブレーカー)、キュービクル(高圧受電装置)などで行います。
複数回路を同時に計測する事が多い為、電力を機器に分配する元で計測することが多くなります。

弊社で使用している電力計測器は現在三種類。いずれもPanasonic製のものになります。

CT設定状況

電力計測の為のCT取り付け

電力計測機-1

Panasonic電力計測器による計測風景