スタッフ日誌

Kleinニッパー

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会社で働く様になってから、社長が使っていたクラインのニッパーを譲り受けました。

現場でガッツリ使われて来たので刃こぼれ若干有りでしたが、ダイヤモンドシャープナーで慎重に研いだら見事に切れ味が良くなりました。

私の目指している電気工事士さんもクラインのニッパー、ペンチ、電工ナイフ等を使っています。電工屋はヤッパリクラインなのだそうです。(だけどドライバーはあかんと聞きました)

このニッパーは、長さが20センチ以上あるので、アメリカの規格では8インチだと思います。力を入れやすいのでVA線もバッサリと切断出来ます。

本来はケーブルカッター等で切るべきなのでしょうが現場では持つ工具は少ない方が効率が良いですからね。

おんどとりJr

おんどとり

TアンドDおんどとり

株式会社ティアンドデイの「おんどとり」です。ネーミングの通りなのですが、温度センサーで温度情報をデータとして蓄積してくれます。
既にモデルチェンジしていますが、データ取りには全く影響はないので古いモデルを継続利用しています。

この製品の良いところは、コンパクトでそれなりの防水性を持っており、かつワイヤレスか赤外線でデータ収集出来るところです。詳細はメーカーのサイトに委ねますが、置いておくだけで温度をメモリーの中に蓄積してくれますので、一定期間を置いてから収集に行けば、吸い上げた温度データを簡単にグラフ表示する事も出来ます。さらに無料でダウンロード出来るアプリでCSV形式に変換することも出来ます。Excelで欲しい部分だけ抜き出して解析するなど応用のアイディアは広がります。

それと比較的お手軽な金額なのも見逃せないですね。おそらく温度情報を長期的に採取したいというニーズはビジネスシーンになると思いますが、個人でも手が出せない製品では無い価格帯にあることは素晴らしいと思います。

弊社では、RTR-51Aという温度だけのセンサーを使っていますが、湿度も計測出来る機種があります。更にセンサーが細いワイヤー状になっているモデルや、パルスが取れる機種もあるので、水道の使用量なども計測出来るそうです。

RTR-5Wを使えば、インターネット経由で電子メールで警報や収集データを送らせることも可能です。実際にその様な案件も手がけていますが、手頃な価格で温度監視が出来る点ではこのメーカーの「おんどとり」シリーズのシェアは結構高いのではないかと思われます。何度か技術的な事で問い合わせをしたことがありますが、メーカーサポートも比較的良い感触です。

弊社では、空調機器の電力データを収集する際に、外気温も同時に計測するのに使うことが多いです。
暑い日は冷却効率が下がりますからね。

参考リンク
データロガー おんどとり | 株式会社ティアンドデイ : T&D Corporation

熱交換型換気システムの施工

スタッフ日誌初の投稿は、佐々木が担当します。
本日、神戸の方に出向きまして、熱交換気システムの施工をして来ました。

お客様の作業現場において荷締めバンドの機器を使用すると、熱で溶かして固定する時に発生する匂いが室内にこもってしまい、非常に困っているというご相談があり、作業室に換気システムを導入するという案件をいただいた次第です。

この案件のお客様において、1つ重要なポイントがありました。
作業室が冷蔵庫、冷凍庫と隣接している為、単に換気をするだけでは冷却した冷気を屋外に排気、屋外から暖かい空気を吸気してしまうので、「熱交換型換気システム」を使用する必要があった訳です。

作業室の作業机付近にダクトホースを配置し、バンドが溶ける時の匂いを吸気します。この部屋の空気は冷えている為、吸気した空気は通常より冷たくなっています。これを屋外にそのまま排出するのは非常に無駄なことです。そういう訳で屋外から吸気した空気と熱交換を行なってから排気します。完全な熱交換は不可能としても、せっかく冷やした空気をそのまま屋外に排出し、屋外の温まった空気をそのまま作業室に取り入れるよりは断然冷却が保たれます。結果的に屋外から取り入れた新鮮な空気が冷やされて作業室に取り込まれます。

Panasonicでは、「熱交ユニット」と省略して呼んでいる様です。

参考
熱交換気ユニット | 空調・換気・浄化設備 | 電気・建築設備エコソリューション | Panasonic

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